在留外国人の出入国動向
家族滞在
在留資格「家族滞在」は、指定の在留資格を持って在留する方の扶養を受ける配偶者または子どもに与えられる資格である。期間は法務大臣が個々に指定する5年以内の範囲である。
基本的な傾向として、距離的に近いアジアの国々やオーストラリアの他、米国やフランス、英国、カナダ、ドイツなどの家族滞在を在留資格とする入国・出国者数が多い。
入国者数の特徴としては、2011年頃~2015年頃までヨーロッパ、カナダからの入国者数が激減していることや、その他にも入国者数が減少している国が多いことである。急成長を続けるアジアを中心とした国々からの入国者数は増す傾向にあり、反対に先進国は2011年以降の一時的な入国者数の減少がみられた。
出国者数に関しては、米国やドイツなど、欧米諸国の複数の国では年を追うごとに漸減が確認できる一方、アジア諸国の出国者数は順調に数を伸ばしている。また、地域関係なく多くの国で2012年以降の数年間、出国者数の低下が確認されている。