在留外国人の出入国動向
介護
「介護」は、講師の機関との契約に基づいて介護福祉士の資格を有する者が、介護または介護の指導を行う業務に従事するための就労資格である。その期間は、5年、3年、1年または3月である。この在留資格は、日本における介護分野の人手不足を背景に、2017年に新しく設けられたものである。
新設された当初2017年は、中国とトルコからの出入国が主であったが、2019年には、トルコからの入国はほとんどなくなり、代わりにベトナムやフィリピン、インドネシアなど東南アジアがその数を伸ばしている。この背景には、不法滞在などの増加への懸念から、トルコとイランが「特定技能」の付与対象から除外されたことが関係していると考えられる。