在留外国人の出入国動向
教育
在留資格「教育」は、小・中・高等学校および特別支援学校等の教育機関において、語学その他の教育をすることを認める資格である。1年または5年の在留が認められている。
教育を在留資格とする入出国者数については、アメリカが圧倒的に多く、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスがその後に続いている。
入国者数についてこの分布は2006年からほぼ変化していない。特筆すべきは2012年度付近から存在感を増したフィリピンであり、主要な入国者の出身国となっているといえるだろう。
出国者数に関するこれらの国に共通する傾向として2011年まで人数が漸減しているのに加えて、2012年に一度大きく人数が減少している。その後の経緯については緩やかな人数の増加もしくは減少がみられている。
また、アジア地域についてはフィリピンの増加が目覚ましく、2006年時点では109人だったのが2019年には1615人にまで増加している。一方で、他のアジア地域の国の増加傾向は乏しく、特に他の在留資格の項目では多くの人数が記録されている中国では年に関わらず一貫して150人前後となっている。