在留外国人の出入国動向
技能
在留資格「技能」は、調理師やスポーツ指導者、航空機の操縦者や貴金属の加工など熟練した技能を要する業務を行うことを認める資格である。期間は3か月、1年、3年、5年のいずれかである。
基本的な傾向として、アジア地域からの技能を在留資格とする入国・出国者が多く、人口の多い中国を筆頭に韓国、インド、タイ、ネパールは特に多い国となっているうえ、その他のアジア地域の国は年を追うごとにその人数が増加傾向にある。また、オーストラリアやアメリカ、カナダなどからも一定数の入出国者がいる。
加えて、ヨーロッパや南米など他の地域の国からはその人数が漸増している。特徴的なのは、2015年度以降のエストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、ルーマニア等東部ヨーロッパを中心とした国々からの入出国者数の急増である。